泥の中にも花

今年は季節感もないままに、いつの間にやら大晦日。「わっしょい! わっしょい!」とか子供の声が聞こえてきて「あ、子供のお神輿か。どっかでお祭りやってるんだなぁ」とか、「どーん! どーん!」とか打ち上げ花火の音が聞こえてきて「花火大会やってんなぁ」とか、そういう「遠くから聞こえる、かすかな音」から、人は季節感を結構、感じるものなのだなぁと思いました。今年は、あんまり音が聞こえない年でしたね・・・えー…

続きを読む

未分類Comment (0)

「きつね」と「たぬき」 その36

天ぷらそばのそば抜きを「天ぬき」と言いますが、肉うどんのうどん抜きは「肉吸い」って言うんですよね。どちらもステキなネーミング。ちなみに「肉吸い」はコメディアンの花紀京さんが二日酔いだったため「肉うどん、うどん抜きで」と注文したのが始まりと言われております。

続きを読む

未分類Comment (0)

「きつね」と「たぬき」 その35

揚げ玉のことを天かすといいますが、「そういえば『かすうどん』っていうのもあるなぁ」と思って。あの「かす」は何の「かす」? 調べてみると通称「油かす」と言われるもので、牛の腸を加熱して食用油脂を抽出した後の残りかすなのだとか。高タンパク、低脂肪、コラーゲンたっぷり。大阪のソウルフード。ふむふむ。大阪では「天かす」は「ハイカラ」と言うんだけど「油かす」は「かす」なんですね。

続きを読む

未分類Comment (0)

「きつね」と「たぬき」 その34

たぬきそばは揚げ玉の乗ったそば。が、揚げ玉ならなんでも良いというわけではないようで・・・以下引用。「たかが『たぬき』だが揚げ玉ならなんでもいいというわけではない。もともと天ぷらそば用の天ぷらを揚げた時に出る揚げ玉を使ったせいなのだろうが、東京のそば屋では、エビの香りが移った揚げ玉でなければ『本物のたぬき』ではない」とのこと。なるほど。これ通っぽい意見ですよね。皆様もお使いください。たぬきそばを食…

続きを読む

未分類Comment (0)

らくごのかまめし

チラシを作りましたー。東京は池上の老舗釜めし屋さん、にれの木さんで落語会の開催のお知らせです。その名も「らくごのかまめし」でございますー。出演は三遊亭ときんさん。落語を聞いて、おいしい釜めしを食べて、しかも飲み放題というステキな会。こんなご時世なので20名様限定。ぜひぜひー。

続きを読む

未分類Comment (0)

「美味しんぼ」を読む。

「美味しんぼ」を読む。第6巻。わさびをしょう油に溶かさないエピソードがのっている。そうか、これも美味しんぼの影響だったのか。いつ頃からか、わさびをしょう油に溶かさず、刺身に直接のっける方がうまいというのが流行りだして。僕は「おいおい、みんなどうしたんだよ? 今まで通り溶かそうぜ」と思っていたのですが、そうか、これのせいだったか。美味しんぼの影響力絶大。最近ではおそばにも、わさびを直接のっけるみた…

続きを読む

未分類Comment (0)

「きつね」と「たぬき」 その33

時は江戸時代の終わり、その頃にできたイカのかき揚げをそばにのせたもの。それが「たぬきそば」の始まりであーる・・・という説がありました。そうなんだ。「たぬきそば」の先祖は「ゲソ天そば」だったのですね・・・。で、イカが少なめ、タネ抜きな、かき揚げを「たぬき」と言ったようで。なるほどー。それで僕が納得することがあります。それは、あのー、マルちゃんの「緑のたぬき」に乗っているのってぇー、揚げ玉じゃないじ…

続きを読む

未分類Comment (0)

「きつね」と「たぬき」 その32

天ぷらの具材。エビとかイカのことを「タネ」と言う。そのタネが抜けたものだから、天かすのことを「タネ抜き」と言っていた。それが転じて「たぬき」になったという説がありました。なるほどなるほど。もっともらしい説。

続きを読む

未分類Comment (0)

「きつね」と「たぬき」 その31

おそばの注文の仕方で「ぬき」ってのがありますよね。「天ぬき」とかって。天ぷらそばから、そばを、ぬいたもの。酒のつまみにするため注文の仕方らしいです。で、そばのことを「台」とも言ったりしますよね。「台ぬき」って言う注文の仕方もあるようで。この「天ぬき」とか「台ぬき」とかが、「たぬき」というネーミングに関係がありそうな気がして・・・。

続きを読む

未分類Comment (0)

「きつね」と「たぬき」 その30

むかしむかしは、たぬきの肉を食べていたみたいですが、今で言う、たぬき汁というのは、こんにゃくのみそ汁みたいですね。ちぎったこんにゃくをごま油で炒めて、おからをくわえてみそ汁にすると、たぬきの味に似ているらしいです。へー。これをそばにかけたら、「これこそ、たぬきそば!」なんですがね。

続きを読む

未分類Comment (0)

「きつね」と「たぬき」 その29

東京で揚げ玉をのっけたおそばを「たぬき」と言いますが、なんで「たぬき」って名前なんでしょうねぇ・・・かつては、たぬきを捕まえて、たぬき汁にして、それでおそばを食べていた。その名残なのでしょうか。食べたことないなぁ、たぬき汁。

続きを読む

未分類Comment (0)

「きつね」と「たぬき」 その28

東京のたぬきそばにのっけるのは、揚げ玉。その別名が、天かす・・・だと思っていたのですが、どうやら、揚げ玉と天かすは別物のようで。えーと、天ぷらを作っていて、意図せずにできてしまうものが、天かす。作ろう思って作るのが、揚げ玉。ふむふむ・・・えーと、気持ちの問題ってこと? まぁ、つまりは天かすは副産物ってことですね。そう言われれば、確かに別物かもなぁ・・・僕は天かすの方が好きですね。めんつゆが染み込…

続きを読む

未分類Comment (0)

「きつね」と「たぬき」 その27

「きつね」と「たぬき」分類表。8種類の内、うどん5種。油揚げがのっているのが6種。ということで、うどんに油揚げをのせて食べるのがスタンダード。そして、そばが3種。揚げ玉が2種。つまり、揚げ玉をのっけて食べるそばは少数派。東京たぬきそばを食べる人は食通かも。一番手間がかかっているのが京都たぬき。刻んだ油揚げトッピングに、さらに、あんかけ。あったまりそう。この寒い時期おいしいでしょうねぇ。

続きを読む

未分類Comment (0)

「きつね」と「たぬき」 その26

「きつね」と「たぬき」大阪版の図。東京はトッピングで「きつね」と「たぬき」に分けているのに対し、大阪は油揚げトッピングなのだけれど、うどんかそばで「きつね」と「たぬき」に分けているの図。

続きを読む

未分類Comment (0)

「きつね」と「たぬき」 その24

東京の「たぬき」は揚げ玉がのったおそば、または、うどん。大阪の「たぬき」は油揚げののった、おそばのこと。ややこしい。で、さらにややこしいのが、京都の「たぬき」は刻んだお揚げとネギがのったうどんを、さらに、あんかけにしたものらしいです・・・。

続きを読む

未分類Comment (0)

「きつね」と「たぬき」 その23

うどんやそばに油揚げがのっていると「キツネ」なのは何となくわかりましたが、揚げ玉がのっていると何で「タヌキ」なんでしょうね? 「お揚げがキツネだから、揚げ玉はタヌキ」という連想だとは思うのだけれど・・・。

続きを読む

未分類Comment (0)