「きつね」と「たぬき」 その22

「うどん」の語源は奈良時代に渡来した唐菓子「混飩(こんとん)」に由来するらしいです。これは、小麦粉の皮に餡を包んで煮たものらしい・・・それってワンタンですよね。で、「うどん」を漢字に変換すると「饂飩」。ワンタンも変換すると「饂飩」。同じなのです。びっくり。ほほう、なるほど、そうだったのか、うどんはワンタンだったのか。なのであれば、ワンタンに油揚げをのっけて「きつねワンタン」にしたらおいしいに違い…

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「きつね」と「たぬき」 その21

「きつねうどん」の元祖は大阪、南船場の「松葉屋」さんだそうで。最初はかけうどんと別皿で油揚げを出していたのだが、いつの間にか乗っけて出すようになったのが始まりだとか。「こんこんうどん」と呼ばれていたそうです。なぜ「こんこん」か? 「そりゃあ、油揚げといえばお稲荷さん。お稲荷さんといえばキツネ様。キツネの鳴き声で『こんこん』だろー」ということだと思うのですが、それだったら「稲荷うどん」でも良いわけ…

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「きつね」と「たぬき」 その20

かつて、おいなりさんは長かったらしいです。それを切り売りしていたんだそうで。名古屋が発祥という説あり。いなり寿司は名古屋メシだったのか知らん? で、ということはですよ、東の俵形が先にできたんじゃないでしょうか。切った形が俵っぽいですし。その後、西の三角型ができたのかなぁ・・・あと三角型はお供え用に作られたデザインのような気がするなぁ・・・。

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「きつね」と「たぬき」 その19

「釣狐(つりぎつね)」という狂言があるそうで。自らの親族が釣り捕られた老いたキツネが、お坊さんに化けて漁師にキツネを釣るのをやめるように説得する・・・というお話みたいです。キツネって釣っていたのですかね? で、そのキツネを釣る餌が「ネズミの油揚げ」らしいです。おそらく、キツネの好物が油揚げとなったのは、「ネズミ」の部分がいつの間にかなくなっちゃって「油揚げ」って言葉だけが残っちゃったんじゃないの…

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「きつね」と「たぬき」 その18

東日本のおいなりさんは俵形で、西日本が三角形らしいですね。で、この西の三角形おいなりさんは「きつねの耳を模している」らしいです・・・きつねの耳かぁ。言われるとそう見えますが・・・僕は、きつねの耳はあんまり食べたくないなぁ。きつねがかわいそうだ。

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「きつね」と「たぬき」 その17

僕は東北生まれの関東在住。北海道に住んだり千葉に住んだり。ずーと東日本で生きてきたのですが、稲荷ずしのことを「しのだ」と言ったこともなく聞いたこともないのでした。が、東京で「しのだ」が売っていると知り買ってまいりました。茶色っぽく甘じょっぱく煮たお揚げで包んだ稲荷ずし。見た目もお味も関東風。品名は「志乃多」と書いて「しのだ」と読む。ぱくぱく食べてしまいました。おいしゅうございました。で、思い出し…

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「きつね」と「たぬき」 その15

京都では短冊切りにした油揚げと九条ネギをトッピングしたうどんを「きつね」というらしいです。えーと、東京のきつねが油揚げがのったうどんかそば。大阪のきつねは油揚げがのったうどん。京都のきつねは短冊切りにした油揚げがのったうどん。名古屋だと刻んだ油揚げがのっているうどんは志の田という・・・だんだん、こんがらかって来ました。

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「きつね」と「たぬき」 その14

名古屋というと、きしめんが有名ですが、しのだうどんもあるようで。名古屋めしってヤツですね。刻んだ油揚げがのっているうどん。油揚げには味付けがされていない。刻んでない味付き油揚げがのっていると名古屋でも「きつね」なのかなぁ・・・ちなみに表記は「志の田」。あっさり透明な「白醤油」というので作ったスープのようです。おいしそう。

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「きつね」と「たぬき」 その13

大阪ではきつねうどんのことを「しのだ」とも言うそうで・・・知りませんでした。「信太」って書くのかな? 「しのだ」は「葛の葉」という人形浄瑠璃のお話から来ているようで。陰陽師の安倍清明のお母さんが信太の森に住むキツネだった・・・というお話みたいですね。そして信太の森には稲荷神社があるみたいですね。「キツネ」と「稲荷」と「信太」と「油揚げ」は赤い糸ならぬ、白いうどんで繋がってますね。

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「きつね」と「たぬき」 その12

関西はうどんで関東はおそばなのはダシが違うからではないか? うどんは関西風昆布ダシに合い、そばは関東風カツオブシのダシに合うからなのではないかという説。なるほど。それでは、なぜ、関西は昆布ダシで、関東はカツオブシのダシなのか? 調べてみると理由は「水」なのかもしれません。関西の方が関東より硬度が低い軟水らしいです。昆布でダシをとるのには軟水の方が良いようで。つまり、昆布は関西の水でダシをとったほ…

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「きつね」と「たぬき」 その11

なんで西日本はうどんで東日本はそばなのか? 妻曰く「それはダシのせいだ」と宣う。西日本は昆布ダシに薄口しょう油の透き通った汁、東日本はカツオブシに濃口しょう油の黒いつゆ。妻は一度、西日本風透き通ったお汁で、おそばを食べてみたのだそうだが、あんまりおいしくなかった由。合わないようで・・・慣れの問題もあるかもしれませんが、あるかもなぁ、ダシが違うから、そのダシに合う、うどんとそばに別れた説。

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