バランスというのは

和田誠さんがロットリングで描くような絵が描きたくて。色川武大著「うらおもて人生録」に描かれた和田誠さんの絵をトレース中。「一見、バランスをとって、堅実にやっているように見えて、実はただの守り腰になっていることが多いんだ。再々いうように、守り腰だけでは勝てないんだからね。で、チャンスを見とって攻めて出る勇気も必要だし、物事を大きく正確につかむための広い心も必要になるね。バランスというのは、自然の風…

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野良猫の兄弟

和田誠さんがロットリングで描くような絵が描きたくて。色川武大著「うらおもて人生録」に描かれた和田誠さんの絵をトレース中。「はじめ、俺は、警戒心の強い臆病猫は生き残るんじゃないかと思った。積極的な猫は、危険なことにもたくさんぶつかるはずだからね。ところが、ちがうんだ。臆病猫は、長生きできなかったよ。どうして死んだかしらないが、とにかく災厄に出会ってしまったんだな」。

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少年よ大志を抱け

和田誠さんがロットリングで描くような絵が描きたくて。色川武大著「うらおもて人生録」に描かれた和田誠さんの絵をトレース中。「どのコースをいくんでも、目標は最高のところにおきたい。なるべく、最高とはどんなことなのか、それがわかっていた方がいい。そうなると、当然、不充足が生じるだろう。今の自分に対する不充足は、大切にしようね。将来のバネになりうるから」とのこと。

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最高の生き方

和田誠さんがロットリングで描くような絵が描きたくて。色川武大著「うらおもて人生録」に描かれた和田誠さんの絵をトレース中。「人は誰でも、意識するしないにかかわらず、本当は、きわめてぜいたくでわがままな望みを内心に抱いているはずなんだ。もうひとつの理性でセーブしているだけで、何事によらず満足していない。この世に満足できるものなんか、本当はないはずだよ。満足しているとしたら、いいかげんなところで手を打…

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弱点というものはべつの長所を産むもの

和田誠さんがロットリングで描くような絵が描きたくて。色川武大著「うらおもて人生録」に描かれた和田誠さんの絵をトレース中。100カット目!! 「弱点から入った方が、自分を認識しやすい。そうして、始末しなければならぬ弱点、始末をつけやすい弱点、始末するよりもべつの点でカバーした方がよい弱点、この三段階くらいにわけて考えていくんだな」。

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欠陥車の生き方

和田誠さんがロットリングで描くような絵が描きたくて。色川武大著「うらおもて人生録」に描かれた和田誠さんの絵をトレース中。「俺の場合、努力型じゃないといっても、自分でえらんだコースなら、凝るということなんだ。怠け者というのはたいがいそうで、嫌いなことをやらないというだけなんだな」。

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愛するということの裏生地は軽視

和田誠さんがロットリングで描くような絵が描きたくて。色川武大著「うらおもて人生録」に描かれた和田誠さんの絵をトレース中。「本人が、自分の欠点のために必ず不幸に見舞われること。そうでなければ他者が愛してもくれず、笑ってもくれない。しかしこの不幸は、ピエロの体技と同じことで、見た目ほどのことではないようにしつらえる」。

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つけ合わせに能力を

和田誠さんがロットリングで描くような絵が描きたくて。色川武大著「うらおもて人生録」に描かれた和田誠さんの絵をトレース中。「芸人が、よく自分の欠陥を逆手にとって売り物にするね。あれは舞台でスポットライトを浴びているときの効果を計算しているから、あのまま日常に持ち込むと、卑しくなる。けれどもね、魅力という部分に、影のように寄りそっているのは、欠落、乃至弱点なんだな」とのこと。

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甘んじて軽蔑を受ける

和田誠さんがロットリングで描くような絵が描きたくて。色川武大著「うらおもて人生録」に描かれた和田誠さんの絵をトレース中。「自分の一病をこれだと決めて、この一病だけはしかたがないから、養っていくよりしようがないとなったら、なにしろ君は息災でも病人にはちがいない。つまり、はんぱ人間だね。まァ大体の人ははんぱ人間なんだけれどもね。で、はんぱ人間なんだから、完全人間の誇りは捨てることだね。その一病に関し…

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一病の持ちかた

和田誠さんがロットリングで描くような絵が描きたくて。色川武大著「うらおもて人生録」に描かれた和田誠さんの絵をトレース中。「一病息災というのは、まずその一病(短所)と、ちゃんと向かいあうというところからはじまるんだな。ここが大事なところなんだがね」。

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生きにくくてなやむくらいでちょうどいい

和田誠さんがロットリングで描くような絵が描きたくて。色川武大著「うらおもて人生録」に描かれた和田誠さんの絵をトレース中。ロットリング使いづらい・・・。「家の中に住んだり、電車に乗ったり、カレーライスを食ったり、お風呂に入って歌を唄ったり、そういう人並みなことというものは、すでに普通じゃないんだから、それに見合う苦を自分でひろってかなきゃならない」とのこと。

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一病息災

和田誠さんのような絵が描けるようになりたくて、色川武大著「うらおもて人生録」に描かれた和田誠さんのイラストカットをトレース修行。「俺たち、戦争を知っているからね。見渡すかぎり焼け跡で、ああ、地面というのは、泥なんだな、と思ったんだね。そのうえに建っている家だとか、自動車だとか、人間だとか、そんなものはみんな飾りであって、本当は、ただの泥なんだ、とあのとき知ったんだ」。

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自分を許さなくちゃ生きていけない

和田誠さんのような絵が描けるようになりたくて、色川武大著「うらおもて人生録」に描かれた和田誠さんのイラストカットをトレース修行。「自分は、自分にもあるいいところをわかっているし、それに、自分を許さなくちゃ生きていけないしね」。

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勝ち癖負け癖

和田誠さんのような絵が描けるようになりたくて、色川武大著「うらおもて人生録」に描かれた和田誠さんのイラストカットをトレース修行。「先をとったからといって、勝ちが決まったわけじゃない。ただ、すくなくともマイペースでたたかえるということだ。勝ち味がおそいのよりはいい」。

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人格と生きていく技術

和田誠さんのような絵が描けるようになりたくて、色川武大著「うらおもて人生録」に描かれた和田誠さんのイラストカットをトレース修行。「人格というのは、また少しべつの問題であって、人格と、生きていく技術というものは、必ずしも一致するとは限らない。会社の空気とはうまくマッチしないけれども、人格的にはすばらしいという人もいる」。

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先をとること

和田誠さんのような絵が描けるようになりたくて、色川武大著「うらおもて人生録」に描かれた和田誠さんのイラストカットをトレース修行。「Aが着実に一点をとる。ところがその前に相手が一点とっているんだね。それでも一対一で、同点なんだけれど、印象としては相手の実力が上で、Aはやっと追いついたというふうに見えるんだね」。

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好都合

和田誠さんのような絵が描けるようになりたくて、色川武大著「うらおもて人生録」に描かれた和田誠さんのイラストカットをトレース修行。「自分にとっての好都合ばかりではこの世は成立しない。かならず不都合も。それだから、好都合というものが成立するのだから」とのこと。

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追い討ちはやめよう

和田誠さんのような絵が描けるようになりたくて、色川武大著「うらおもて人生録」に描かれた和田誠さんのイラストカットをトレース修行。「相手を逃げ場のないところまで追い込まない。だって他ならぬその相手とも、愛し合わなくてはならないのだからね。というより愛したり、許したり、助け合ったり、お互いにしなければ、おのれ一人が勝っただけでは、満足な生き方はできないのだからね」とのこと。

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勝てそうなときにその状態を大切にして自然を保つ

和田誠さんのような絵が描けるようになりたくて、色川武大著「うらおもて人生録」に描かれた和田誠さんのイラストカットをトレース修行。「勝てそうになると、つい調子に乗って、とどめを刺したくなるけどもね。もうそこにきたら動かなくていいんだよ」とのこと。

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動いちゃいけないとき

和田誠さんのような絵が描けるようになりたくて、色川武大著「うらおもて人生録」に描かれた和田誠さんのイラストカットをトレース修行。「相撲で、寄り進んでいって、いい態勢になったら、相手の身体を密着させて、そのままもたれこむようにする。あれがいいんです。実人生でも、八分どおり勝てる恰好になったら、じっと自然にまかせていればいい。これがセオリーだね」。

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