ミラノにミラノ風ドリアはない。ではなぜミラノ風と言うのか? えーと、ミラノにはミラノ風リゾットというものがあるそうで。ミラノ風リゾットというのはサフランで黄色にしたごはんの、具が入っていないリゾットだそうで。・・・ですが、ミラノっ子は「ミラノ風リゾット」とは言わないそうです。「ミラノ風? なに言ってやんでぇー。この黄色いリゾットが本寸法のリゾットに決まってんだろーがー。他のリゾットがニセモノなんでー。ちゃんちゃらおかしいやー」ってことらしいです。なるほど。で、えーと、サイゼリアさんのミラノ風リゾットは何故ミラノ風なのか? それはごはんをサフランで黄色くしているんです! ここ! ここです! ここテストに出ます! これが「ミラノ風」の所以らしいっすよ。ミラノ風とは、お米が黄色いこと! なるほどー・・・それだけなの? で、えーと、さらに、ちなみになんですが、なんでまたミラノ風のリゾットはごはんをサフランで黄色く染めているのか? 諸説あるそうですが、僕が好きなお話が・・・ミラノの大聖堂のステンドグラスを黄色に染めるお仕事をしていた職人さんがおりました。黄色に染めるのが専門なので、あだ名が「サフラン」だったそうです。このサフランくん、親方の娘さんに恋をしてしまいます。しかし悲しいかな、娘さんは違う男の人と結婚してしまうのです・・・せつないですね。けれどサフランくん、あぁどうしても僕があなたを好きだったという、この想いを伝えたい。考えあぐねてサフランくん、娘さんの結婚披露宴のリゾットを黄色く染めて供したそうです・・・告白が控え目だな~、サフランくん。それじゃ娘さんは気がつかないと思うよ。以上、「悲恋・ミラノ風リゾット物語」でございました。
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