宮にあらねど鮭といふがごとし

 「喰物生類むり問答」という江戸時代の本があるらしく、そこに「寺にあらずして栗といふがいかに?」「宮にあらねど鮭といふがごとし」・・・これは「栗」と「庫裏」、「鮭」と「社家」をかけた洒落なんだそうです。社家とは代々神主さんなどの職を世襲してきた家系のことらしく、つまり「鮭って神社にいないのにシャケって言うよねー」というジョークなのですね。えー、それはそれとしまして、何が言いたいのかと申しますと、「江戸時代ではサケではなくシャケと言っていた」ということが、ここからわかるわけであります。ということはあれかなー「シャケ」という呼び名が先で、後々「サケ」になるのかな? または今も昔も庶民は「シャケ」って言っていたのかも。

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