アワビやナマコなどを食べて「磯の香りがするわぁ〜」などと、うるんだ目で遠くを見つめて、うっとりと感想を漏らす方がおられますが、果たして「磯の香り」は良い香りなのか?問題。僕と同じ疑問を持つ方はいるもので、ネットで調べてみましたらと俳優の石丸謙二郎さんのブログが見つかる。石丸さん曰く、以下引用。「意外や、アノ香り(磯の香り)は、複雑で、しかもイヤな匂いも含んでいる。魚の死骸の腐臭であったり、海藻の腐った匂いであったり、決して良いモノばかりではない」とのこと。そうそう、おっしゃる通りです。「磯の香り」はクサい。良い匂いではない。で、石丸さんの意見としては「磯の香り」とは・・・「日本中アチコチの海岸を歩いている私である。その私が、カンでもの申す。あの香りとは、<海藻の香り>である。海岸近くに繁茂している色んな種類の海藻が、干潮の時に発する匂いだと、考える。その証拠に、満潮時と干潮時では、香りの強さが明らかに違う。干潮時の方が強い」 なるほど。「磯の香り」=「海藻の香り」説。そうか、それならば納得できる。お刺身とか貝のお造りのツマに海藻がついていたりしますものね。アワビとかナマコを食べて「磯の香りがするわぁ〜」と言うのは。「ちょっと海藻の味がするわぁ〜」ってことなのかもしれません。であれば、海藻サラダの上にコロッケを乗っけて、そのコロッケを食べながら「磯の香りがするわぁ〜」と言っても、それもまた良しってことですね。磯の香りのするコロッケ。・・・ちなみにイラストは海藻のサラダでございます。
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