大人の味ってどんな味? 平松洋子著「おとなの味」を読んでいる。「おとなになってよかったことはなんですか?」と聞かれた平松さん、答えて曰く。「鮎のおいしさを知ったこと」 ・・・鮎? 鮎のおいしさかぁ・・・わからないなぁ・・・ということで以下引用。「鮎は刻々と味わいを変える。たとえば夏の盛り、むっちり育った鮎の塩焼きにかぶりつく。青々とした苔の香り。引き締まった身のうまみ。ほのかな苦味。骨の歯ごたえ。清流の水しぶきがぴちぴち踊る。ところが、晩夏から秋、子を持って身の痩せた落ち鮎のしみじみと鄙びた味わいはどうだろう。-----------とまあそんなふうに、春から夏、夏から秋、季節と味を重ね合わせられるのが、おとなになったよろこびだと思いたい」 なるほど。「季節と味を重ね合わせられる味」が鮎なのですね。かっこいい~。大人っぽ〜い。僕も言お〜。「大人の味って言えばさ、やっぱり鮎さ。日本の四季を味覚で感じることができるのだから・・・」 って、その前に鮎を食べないとな。 食べたことないのに言ってもなぁ・・・。
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