
ごはんを描くのが、むずかしい
ごはんを描くのが、むずかしい。ごはんつぶ、一粒一粒は見える。描ける。けれど、それをそのまま絵にすると、一粒一粒がくっきり見えるごはんの絵になって、なんだか・・・気持ちの悪い絵になる。普段、私たちは、ごはんつぶ、一粒一粒は見えているんだけど、見ていない。このシャケ弁のようなものが出てきて、ごはんをじっくり見る人は少ないと思う。まず、シャケが目に入る。シャケが主人公。ごはんは背景。見えているんだけど、見ていない。その「見えているんだけど見ていない」感を描かないと、おいしそうな絵にならない。だからといって、ごはんを適当に描くと、まずそうな絵になるんだよなぁ・・・ということで、ごはんを描くのは、むずかしい。

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