
ナマコとアリストテレス
古代ギリシャの哲学者アリストテレスは論文「感覚と感覚されるものについて」(いいタイトル!) の中で「臭いと味」について述べているようで。曰く「あらゆる生き物は甘い物から栄養分を摂っているのさ。そんで、味覚の中で、甘味と正反対なのが苦味なのさ。塩味もほぼ苦味と同じなのさ。で、甘味と苦味の間に、厳しさ、鋭さ、荒さ、そして酸味があるのだよ」と書いてあるそうです(ちなみに、厳しさは「astringent」、鋭さは「pungent」、荒さは「harsh」と英語表記らしいです)。なるほど・・・わかるような、わからないような・・・とりあえず、アリストテレスは味にうるさかったということはわかりました。食通。そんなアリストテレスにナマコを食べさせたらなんて言ったかなぁ。「コリコリしているだけで味はないね」と言うか「コリコリしててうまい。 これは新しい味覚『歯ごたえ』とする」と言ったか・・・。

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