臭さの魅力

マンガ「美味しんぼ」を読む。第5巻。興味深かった話は「臭さの魅力」。フランス人と日本人のお偉方が食事をする。日本料理とフランス料理が出てくる。「日本の最高の珍味」と紹介されて出てきたマツタケの匂いを嗅いだフランス人曰く「オガクズの匂いとカビの匂いがまざったような匂いだ」と宣う。次に「本物のキノコの王様」と言うことで出てきたトリュフに日本人曰く「これに何か香りがあるんですか?」と仰る。さらに「リバロ」というチーズの匂いを嗅いで日本人曰く「わ、わあ!! 何だこの匂いは!!」とのけぞる。そしてクサヤの干物の匂いを嗅いだフランス人「おっおっおっ 何だこの匂いは!! 」と取り乱す。で、間に入った中国人曰く「中国人の私から見ればこのチーズもクサヤもくさくてたまらない。両方とも肥えだめの匂いです」・・・まとめてみたら、なんだかアメリカン・ジョークみたいになりましたが、えーと、「自分が良いと思っている匂いが、他人には悪臭」ということですね。わかります。僕もくさい匂いが苦手で。納豆は食べられますが、子供の時から、おっさんになった今でも「くさいなあ」と思っています。最近だとタバコの匂いは悪臭になっちゃいましたね。聖子ちゃんが「タバコの匂いのシャツにそっと寄り添うから」と歌っていたことがあっただなんて、夢のようです。今は誰も寄り添って来ないです。避けられます。あぁ、赤いスイートピィー。ちなみにイラストはトリュフです。こんな形しているのですね、トリュフ。食べたことないので、香りは知らないです・・・。

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