胃腸が弱い雨具屋の小高さんとオムライス

海外にオムレツはありますが、オムライスはないそうで・・・あれですね、日本人は、どうしても、米が食べたいんですよ。なので西洋料理にお米を絡めて日本オリジナルの「洋食」にしていく・・・で、そのオムライスはいつ、どのように誕生したのか? えー・・・時は大正11年。西暦1922年。大阪は汐見橋というところにあった「パンヤの食堂」。このお店の常連さんで雨具屋の小高さんという方がいらっしゃった。この雨具屋の小高さん、たいそう胃腸が弱い方で、注文するのはいつも、オムレツと白いごはん。それを見ていた店主が「来る日も来る日も同じものではかわいそうだ・・・」と不憫に思い、ケチャップライスを薄焼き卵で包んだ特製料理を雨具屋の小高さんにお出しした。それを食べた雨具屋の小高さん曰く「なんやこれ? うまいがな! これはオムレツとライスを合わせてますさかい、命名、オムライスでんな!!」と、とっさに答え「オムライス」が誕生したのでありました・・・って、ホンマかいな。

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