赤にしん

浅草にあります水口食堂さんのメニューを描いていて。その7皿目。にしん。「実際は20cm越えのにしん。インパクト大!」とのこと。・・・にしんと言えば「赤にしん」ですね。「赤にしん」とは外国の比喩で、意味は「あなたが関心のあることや本当に重要なことから注意をそらすための何か」です。「目くらまし」と言いますか「論点のすり替え」と言いますか・・・例えばミステリー小説で最初の方に出てくる「こいつ怪しいなぁ。こいつが絶対に犯人なんだろうなぁ」という人物は「赤にしん」です。そいつは犯人じゃないです。主人公の少女に子供の頃から優しくしてくれている刑事。両親を何者かに殺された少女はその刑事に、殺された父の面影を見ている。しかし、その刑事が犯人です。その刑事が少女の両親を殺しています。それではなぜ、その刑事は少女に優しくしてくれていたのか? それは刑事が犯した殺人の記憶を、少女に思い出させないように、少女の感情を操作するためだったのです! ババーン!!

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