あぶらげ

水口食堂のメニューを描いて早82日目。82皿目は、栃尾油揚焼。「ふっくらとして素朴な味わいのオツなおつまみ」とのこと。「栃尾の油揚げ」ってよく聞きますね。ちょっと分厚い油揚げ。「栃尾ってどこよ?」・・・えーとですね、新潟県長岡市みたいです。「なんで分厚いのよ?」・・・えーとですね、栃尾では馬市というのが行われていて、お馬さんの売買があったみたいで。で、お馬さんの仲買をする馬喰たち。「ばくろう」と読みます。東京の日本橋にもありますね。馬喰町。で、馬喰たちが売買成立の証文代わりにお酒を酌み交わし、その酒の肴として食べたのが油揚げであったと。で、そのお馬さんの売買をする馬喰たちは、たいそう豪快な奴らで、油揚げを手づかみで食べた。・・・熱くないのか? で、そんな彼らの豪快な気質に合わせて、油揚げもどんどん、どんどん分厚くなっていったとさ・・・うーん、どういうこと? 「こんな薄い油揚げなんか食った気しねぇー! もっと分厚い油揚げ持ってこーい!!」って馬喰たちに言われたってことですかね??? わからない・・・えーと、ちなみに栃尾では「あぶらあげ」ではなくて「あぶらげ」と言うそうです。栃尾のあぶらげ。

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